あなたとコンビにファイヤーレッド

とにかく、最近バイトがきつい。


つーか、もう半年も働いているので、慣れてきたので、初めの頃の１．５倍は早く動けるので、いつも控え室でグダグダするので、結局いつも時間がなくなるので、バフマシーンという名の乾拭き戦車をいつかけようかと迷うので、とうとうかけなかったりするので、今度から気をつけます。

ということで、最近バイトに心身ともに慣れました。徹夜で大会なんてザラですもんね。というか問題は人間にあるのです。

まずは、店員！T中さん、どうやら音楽、特にメタルが好きなようで、昔ベルベットリボルバーの新譜を自慢されたところ、「そうですね。スラッシュはカッコいいですね」とobencharaを返したのが、功を奏したのか、トビーさんは音楽好きや！って感じで、ベルベットリボルバーのCD貸してくれたり、どうもありがとう。そうじゃなくて、そのT中さんが、「トビーさんってどんなん好きなんですか？」と聞いてくるわけだ。「え？ベリーズ工房だよ」とさらりと答えられる雰囲気でもなく、「そうだなぁ、、、ペイヴメントとか」と、実際そうでありながらもなんとなく違和感も持って答えていたわけですが。ついには、「トビーさん、最近どんなCDかいました？」ときた。

「え？きら☆ぴかの「はなをぷーん」と、味楽るミミカの主題歌だよ、あぁそういえばベリーズ工房の「胸騒ぎスカーレット」のシングルに、ミニモニの「ミラクルンルングランプリン」も買ったかな」

とは答えるのは不可能だろ！ショウガナイので「、、、、シーアンドケイクの新譜」と三ヶ月もの前のものを答えました。

とまぁ、ここまでは俺に責任があるとしてもだ！

水曜深夜４ジクライニダ！ケータイ肩にはさんで、タバコ買いに来た男がいました。年は俺と同じか少し上かな。なんか、それくらいならもう慣れてるんだけど、タバコの名前言った後、財布からピンって親指で弾いて５０００円札投げやがったの！

ピンって！

イラッ！

そんでレジの端っこに落ちたそのヒグチを拾い上げて、まずオツリ４００円返したわけです。その受け取り方といったら！

いったら！

イラッ！

そして、小銭のオツリ６８０円を渡そうとしたら、その男が小銭入れをプイってっこっちに向けるわけです。

プイって！

ん？何かい？この俺に、ご丁寧にそこのルイビトンの小銭入れにチャラチャラと差し入れてやらならんのですか？NN?君なめてんの？誰にむかってそんなことやってんのか？お？てめぁ？

ふざけんな！

とまでは言いませんでしたが、小銭は叩き投げ入れてやりました。


そしたら、大変ですよ。

「なんや、おまえ。今の入れ方。調子乗ってんのか。なんか文句あるんかい」

その、すこしヤンキーっぽい風ではあったその男が、喧嘩をふっかけてきたわけですよ！この俺に！見た感じで喧嘩勝てる相手とは思わないだろうに、、、でもそうこられたら、俺も黙っちゃいられません。


「なんじゃワレァ、亜jsでゅyｂｖろ８うぇぼｔｒｖうぇｒｙｔｋｊら
！！！」

といって、ケチョンケチョンにしてやろうかと思いましたが、ふと気づきました。


「俺って、コンビニの店員や！」（←重要）

こうなったらどう圧勝しようと、俺の負けは確実だったので、

「すいません、でも、あまりそういう態度を取られると、働いている側も、いい気はしないですよ、すいません、すいません」

「なんや、いっつも俺はこうしとんねん、文句あるんか、なんやその目は、にらんどるんか」

「ちがいます、すいません、大丈夫ですよ、すいません」

「ダー！！！！！！」


おれのイライラはその後もずっと続き、控え室で手がふるえてていました。

そんなことがあって、木曜の朝、N村名人にあったのでその話をしたら、彼はうどん屋のバイト中、客にキレラレテ、土下座までしたことがあるそうなので、そんなことに比べたら、俺はぜんぜんマシだと思い、納得させました。

しかし、あの客が、こっちがコンビニ店員だからキレナイだろうと、たかをくくって、喧嘩ふっかけてきたのなら、次回は、地面に叩きつけた挙句、頚動脈および気道をひどく圧迫させながら、「ちくったら吊るす」として、保険証でもコピーしてやれば、何も問題ないと思いました。

紅白出場おめでとう。

おしまい